風邪とメンタルに効く【亜鉛】とは
私は身体が大きいわけでも強いわけでも能力が高いわけでもない普通(なんならちょいショボめ)の肉体なのですが、唯一の自慢があります。
それは【風邪をひかない】
大人になってから多少体調が悪くなった事はありますが、高熱を出して寝込むような事はなく
「僕風邪ひかないんですよね〜」
と調子に乗ってましたが、先週ちょっとした試合に出た際
減量→リカバリー→試合→試合後の食欲爆発
という慣れてないストレスをガッツリかけたせいか、次の日にはちゃんとした風邪をひいていましたw
1.風邪に効く栄養素って?
ここでタイトルを回収しますが、風邪を予防する・治す事に対して効果的な栄養素って何なの?
って所をアルバータ大学が発表してくれてたのでここで勝手に紹介します(※1)
結論から行くと亜鉛が良い感じに効く!らしいです。
対象となったのは6〜8歳の子供ですが、亜鉛サプリを常用していたグループは平均して1.5回/年、風邪をひく回数が少なく、1回の風邪の期間も短かったそう。
成人を対象にした研究でも、風邪になった人に亜鉛トローチを摂取させたら、平均で42%風邪の期間を短縮できた(※2)
ちなみに風邪になってしまってからはサプリでの摂取は効果的でなく、亜鉛トローチでの摂取が重要と言われています。舌の上で溶けて鼻・喉から吸収される事がポイントなのだとか。
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ちなみによく言われるビタミンCなんかは毎日ハードに身体を酷使しているアスリートや労働者には効果的だが、普通の生活をしている一般人にはほぼ効果ないらしいです。
2.亜鉛が少なくなるとメンタルを病みやすい
亜鉛は脳内でBDNFの分泌を促進させる作用があります。
BDNFとは神経回路やシナプスを発達させるタンパク質の一種で、脳の認知機能に大きく関与しており、このBDNFの分泌が少なくなるとうつ病・パニック障害などのメンタルヘルスを発症しやすくなります(※3)
脳内の亜鉛は精神的ストレスを感じると多く消費され、統合失調症を患った人は健康な人に比べ50%も脳内の亜鉛が少なくなっているようです。
ちなみに私は日常的に亜鉛サプリを摂取しているのですが、それを人に言うと
「男性機能高めようとしてるんですか〜」
とニヤニヤされますが、亜鉛サプリの摂取で男性機能が上がるかどうかは実は微妙らしいんですよねww
3.亜鉛をオススメするのは難しい
上に書いた事だけを見ると、「亜鉛素晴らしい!」みたいに感じますが、人に亜鉛を勧めるのは少し難しいです。
それは亜鉛の効果に懐疑的ってわけではなく、リスク管理の問題です。
現在の厚生労働省が出している亜鉛摂取上限量は成人で40mgほど
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html
しかし海外で行われている亜鉛の効果が確認されている研究の多くはこの基準を大きく超えた量を摂取していますし、風邪をひいてからの亜鉛摂取は100mgぐらい摂取しないと効果ないよ!といわれてたりなかなかイカつい量なんですね〜
もし、このレベルの摂取量をオススメしてその後何かしらの不調が起きた時。
そしてその不調が亜鉛と関係なくてもそれを証明する事は難しいので自己責任で〜としか言えないですよね。
って感じで、亜鉛の素晴らしさと難しさを軽く書きました。
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(※1) https://www.bbc.com/future/article/20141212-dos-and-donts-for-common-colds