意識低い系自己啓発

アスレティックトレーナークラモトのブログ

意識低い系自己啓発①運動する編

at-kuramoto.hatenablog.com

前回の記事の中で意識低い系自己啓発ポイントを3つ紹介しましたので、今回はその中のひとつ。

①運動しよう

について詳しく書きます。

人生100年時代到来

今までの日本は60歳で定年退職して残りの人生10年20年は退職金と年金で細々暮らします〜

というのがマジョリティでした。

私が生まれた1990年代初頭の平均寿命は

男性76歳 女性81歳でした。

現在は

男性81歳 女性87歳

そして平均寿命は今後もガンガン高くなると予測されており、現在の20代30代は100歳付近まで高くなって、100歳オーバーのお爺ちゃんお婆ちゃんが全く珍しくなくなるんじゃね?

と言われています。

日本では毎年、100歳を迎える方々に総理大臣から「銀杯」という記念品が贈られます。

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制度が始まった1967年、対象者は153人でした。

2017年の対象者は3万2097人まで増えました。

銀杯の素材も今までは純銀製でしたが2017年から銀メッキに変更されました。

あまりにも数が多く予算が膨らんだからです。

平均寿命が伸びる事を誰も喜んでない問題

平均寿命が伸びまくるという話を聞いて、「超長生きできるじゃんラッキー!」とポジティブに捉える人はそうそういないと思います。

多くの人が、長くなる老後に対して経済的・社会的・身体的不安などネガティブな感情が先に浮かぶでしょう。

年金の受給額も下がるでしょうし受給開始年齢も上がるでしょうし、物価は上がるけど日本人の平均年収は増えないでしょう。

つまり、70歳だろうが80歳だろうが何かしらの仕事をしなければならない時代がやって来ると思います。

いや!俺は頑張って超絶仕事して超絶稼いで長い老後を快適に暮らす金を60歳までに作るぜ!

って方はいいですが、多くの人々が80歳ぐらいまで仕事を続けないと生活が維持できない状況になると思います。

そんな状況の中で今までの人々と同じスピードで老けていたらどうなるでしょうか?

1日8時間働けるでしょうか?物事に集中しアイデアを生み出す脳機能は維持できるでしょうか?

新たな働き方を生み出す知識やコミュニケーション能力ももちろん大切ですが、これからは健康に動き続けられる

動物的な強さ

が人生の勝負所になってくると考えています。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、じゃあ健康に働き続ける為にどうすればいいのか?

若い身体・脳をキープする!

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人間の筋力は大体30歳ぐらいから衰え始め、何もしなれば40歳の時点で約5%筋肉量が失われます。そして脳の機能も実は身体の筋力・筋肉量に大きな影響を受け、筋肉が衰えるとそれにつられて脳もガンガン衰えます。https://health.clevelandclinic.org/the-best-way-to-stay-fit-after-age-40/

ボストン大学の研究によると40歳の時点で運動習慣のある人は20年後も運動習慣のない人に比べて身体機能はもちろん、認知機能も高く、脳のサイズもデカかった! https://n.neurology.org/content/86/14/1313

僕の大好きな本

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
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でもありますが、今のところ脳を鍛えるには運動する事は必須だよね〜となってます。

なるべく病気にならない

健康な身体をキープする事の大きな障害となるのは病気です。

最近流行って多くの人が引用している論文に

腕立て伏せが40回以上できる人は10回できない人に比べ心筋梗塞脳卒中のリスクが96%も低かった! f:id:at_kuramoto:20190315152417j:plain

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2724778

ってのがありますが、多くの研究で運動習慣や筋力と病気のなりやすさに相関があるってことが報告されています。

健康なメンタルを維持する

肉体が健康でもメンタルが不調では仕事ができません。

現在日本ではうつ病により休職している方が20万人を超えています。

うつ病で休職できているということは正規雇用で福利厚生が結構しっかりしている職場しかカウントできないので、うつ病で仕事ができない人ってところで言えばもっと数が多いんじゃないでしょうか?

心療内科にて現在うつ病治療中の方は100万人オーバー。日本人の10人に1人は生涯のうちにうつ病になる

そんな珍しくないうつ病ですが、うつ病に対して正しい対処、対策や理解ができる会社や人は多くない印象を受けます。

運動すればうつ病は予防できるぜ!とは言えませんし、メンタルヘルスってうつ病以外にも多くあるので。

ただ運動でメンタルが改善するデータは山ほどあるのでここでは紹介しませんが、運動習慣のない人は1日10分早歩きするぐらいから始めてみてはどうでしょうか。

週60分早歩きするだけでメンタル悪化リスクが12%低下 https://ajp.psychiatryonline.org/doi/10.1176/appi.ajp.2017.16111223

太らない

f:id:at_kuramoto:20190315160514j:plain 肥満は身体だけでなく脳にも大きなダメージを与えます。

特に認知機能の低下は著しく、肥満(BMI30以上)の人は認知症になるリスクが66%も高かった! https://www.alzheimersanddementia.com/article/S1552-5260(17)33811-6/pdf

まあ肥満は脳機能だけじゃなく身体機能もガンガン下がるし病気にもなりやすいし自尊心も下がるしいい事ないですからね

どんな運動がいいの?

じゃあ若い身体をキープするのはどんな運動がベストなの?

レーニングは朝と夜どっちがいいの?どんなメソッドがいいの?時間はどのぐらい?

みたいな疑問に対する答えはフィットネス界に大量の情報としてありますが、1番大切なのは

自分が最も楽しく継続させられる運動・タイミング

最後だいぶ雑になってしまいましたが、人間の意志力って弱いので継続できるってポイントを重視するのが1番かと

ちなみにトレイルランおススメです

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次回②健康的な食事を摂る編

いつ書くかわかりませんが