なぜ人は自分に過剰なご褒美を与えてしまうのか問題
トレーニングを猛烈に追い込んだ後は
「今日は頑張ったからご褒美に甘いもの食べちゃおうかな♫」
みたいな経験をした事ある人多いと思います。
結局トレーニングで消費したカロリー以上のご褒美を与えてしまい、それが継続的に続いて痩せられない!みたいな人って結構いますよね私の感覚値ですが。
まあ私もトレーニングや健康的な食事に気を使ってるのに毎日お酒のんでますww
最近そこそこ美味しくてアルコール度数の高い、手軽に酔える最強のワインを見つけてしまいかなりヤバい状況です。
なんで人ってそんなに自分にご褒美あげちゃうの?
なんで人ってそんなに自分に甘くなるの?
これを防ぐにはどうしたら良いの?
って所をダラダラ書こうかと
1.善い行いをするとモラルが低下する?
人には善い行いをすると
「ちょっとぐらい悪い事しても良いかな〜」
と思ってしまう心理効果があります。
その名もモラル・ライセンシング
良い行い・崇高な行いをすると悪い事を許されるライセンスを得たような感覚に陥ってしまう効果です。
これはトレーニングだけでなく、慈善事業やボランティア・人助けなどをした際にも生じます。
慈善団体の職員や政治家など社会にとって良い事をしている人ほど不正や汚職に手を染めやすくなるのはなんでだろ〜?(※1)
って話になった時によく用いられる心理効果ですね。
2017年シカゴ大学の実験では、
「あなたの給料の5%はユニセフに寄付してますよ〜(実際にマジで寄付してる)」と伝えられたグループは、寄付してるけどその事実を伝えられていないグループと比べ、25%も多く仕事上の不正を働いた(※2)
他にも
・募金した後はポイ捨てしやすくなる(※3)
・エコな商品を買った直後の人は、普通の商品を買った人より嘘をつきやすい(※4)
面白いものでは
・手を洗うだけでもモラルは低下する(※5)
など過激な報告が多くあります。
ちなみに手を洗わない事は生の鶏肉より主要な大腸菌感染源である可能性が高いらしいので手はちゃんと洗いましょうww(※6)
2.モラル・ライセンシングに陥りやすい考えとは
モラル・ライセンシングは良い事をすると起こるのではなく、良い事をしたと思ってしまうと起こる心理効果です。
つまり、トレーニングや慈善活動や人助けなどをやり慣れていない人
「俺努力してるな〜」
「私良い事してるわ〜」
って思いやすい人が陥りやすいっぽいみたいです。
なので、トレーニングしたり良い事したり健康に気を使うのは当たり前で特別な事ではないよね〜って思考になるまでやるしかないですけど、こういう考え方は変えるの難しいですかね。
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(※1) http://m.nautil.us/blog/-why-doing-good-makes-it-easier-to-be-bad
(※2) http://s3.amazonaws.com/fieldexperiments-papers2/papers/00618.pdf
(※3)
(※4) https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/20424089/
(※6) https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(19)30273-7/fulltext